子どもの視覚認知の話

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視覚認知トレーニング

視覚認知トレーニングにはいろいろなアイデアが利用できますが、いくつかの例をご紹介します。

ここでは多くのトレ一二ングのご紹介は割愛せざるを得ませんが、眼球運動や全体的な視覚認知能力のトレーニングにより、アカデミックな学習能力や日常作業の目と手の協応能力の向上が期待されます。 あせらず、毎日、積み重ねましょう。
いろいろなトレーニングをご紹介した著作(発達障害のある子どもの視覚認知トレーニング:学研)もご利用ください。

→追従性眼球連動のトレ一二ングの一例
→衝動性眼球連動のトレ一ニングの一例
→認知能力を促すトレ一二ングの一例

追従性眼球連動のトレ一二ングの一例

用紙(A4~A3程)の左右または上下に絵や文字を配置し、 それを線で結びます。 子どもに見せて、何と何がつながっているか、一つずつ質問します。
基本は視線だけで線をたどらせます。 もし正解が得られない場合は、子どもに線を指でなぞらせることで視線がたどった道筋を確認します。
子どもの発達によっては、 最初は2本の線が一回交差する容易なものから始めましょう。線を連続的に認知できず交差した点で線を分断してとらえるようなら、各線の色を変えてもよいでしょう。
追従性眼球連動のトレ一二ングのイメージ

衝動性眼球連動のトレ一ニングの一例

用紙の上下と左右に順番に数字を書いたものを使用します。 子どもは、 頭を動かさず視線だけで数字を縦読みまたはよこ読みで順番に読んでいきます。
トレ一二ングを支援するサポーターから見て子どもの視線方向があやふやな場合、子どもに数字を指差しさせることから始めましょう。
衝動性眼球連動のトレ一ニングのイメージ

認知能力を促すトレ一二ングの一例

経験を活かして見えないものをイメージすることにも、 頭の中で視覚認知能力が求められます。このトレ一二ングでは、子どもにとって自分の手元が見えないように、 ついたて越しに両手を回して構えます。 ついたては本を利用し、1冊を開いて立て、もう1冊を上に置けば作れます。
子どもに見えないように積み木を一つ手渡し、その形を答えさせます。
形の認識力がある子どもは、 手探りの際、 実際に見るときに確認するであろう「辺」や「角」の部分に触れます。
一方で、 形の概念があやふやな子どもの場合、 正方形と長方形など、三角形とひし形など実際に見ても間違うことがあるので、イメージすることはさらに難しく、積木を手の中で握り締めたり単になぜたりと、触れ方が感覚的で論理性に欠ける傾向があります。
こうしたケースではサポーターが、「尖っている?」「長い?」等 ことばでヒントを与えたり、子ともが触れているものを含め複数の積み木を別に見せて選択肢で答えさせてもよいでしょう。
このトレーニング課題は積み木に限らず、文房具やコツプなどの日常品も活用できます。
認知能力を促すトレ一二ングのイメージ
(挿絵:本多和子
 
 
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